2017年3月4日土曜日

その47 キャラに仕事を与える


 お題のとおり、キャラクターそれぞれにその世界にあった職業や文化を与えてあげるという考えです。
 ただ単純に、ファンタジーだから戦士や魔法使いやお店の店員などが幅をつらねるばかりでは、チェック柄の服を眺めるような味気ない風土になってしまいがちです(´_ゝ`)
 そこで、あなたの創造する世界にわたしたちの現実社会の中にある仕事や教訓を取り入れてみることを考えてみてはどうでしょうか?
 わたしの実施している職業の1つに、薬草などの調合を行うものを用意しました。じっさいにアイテムを合わせてポーションなどが仕上がる仕様にはなっていませんが、そのキャラと会話することで、プレイヤー側から見て役柄として 「あっ!このアイテムに詳しい解説がついてる~♪」 と、その場所の特産品や文化が交流によって分かりやすくなるのではないでしょうか?

 

 この連携として、それらの商品を運ぶキャラバンや移動手段の補助役となる馬の貸し出し所のようなものも生まれます。産業が産まれれば、そのあとは思いのほか、単調だった雰囲気の街並みに風変わりな色や形となってストーリーにも磨きがかかってくることうけあいです。
 

 
 さて、問題はRPG特有の単調すぎるワールドマップでの戦闘ですね(´Д`) どうしたもんでしょうか(。-`ω-) 1つは、その周辺に登場する敵の種類の中に1種類だけやや強めの敵を出させることですよね。これは、みんなやってることですが、加えてまずはエネミーグラフィックを相応のものにすること。「コイツは、恐いヤツなんだぞ!」 と、プレイヤーにわかるものを投入。そして、恐怖感を演出する特殊技能を持たせてやることでしょう。
 あとは、奇妙な仕事を用意してあげたいところですね。ファンタジーに限らずですが、死体処理や記憶を盗むような悪意を感じさせるものから、それの真逆となるものを。あまりにも突拍子もないような仕事だと今度は、浮いてしまいます・・・
 
 
 わたしは、どちらかというとダークな性質を大切にしたい派です。なので小ボス・大ボス問わず、ボスとなるキャラには恐怖と畏怖の要素を入れ込むことをまずは考えています。
 では、苦戦を強いられる相手とどうやって戦えばいいのかをプレイヤーに考えさせられるには、なにが必要だろうか? ただ強力な技や呪文を繰り出すような戦闘AIの組み方をすればいいのではない。 もっとも対戦相手となるプレイヤーを死に近づける、あるいは道徳的にやってはいけないことの強要をさせることが効果的かと思われます。
 プレイヤーにとっていかに勝利するかは大事だが、それ以上に「これは、やりたくない!」 と、思わせるなにかをイベントとして差し込むとRPGの停滞感を緩和させることができるかもしれない。これに伴い、戦闘の形状も基本となるものは同じでも、近づくと消える敵や音響の変化などで意外性と緊張感をもってゲームがあなたの予想を踏み越える機会を得られるかもしれません。
 また、その選択をしたことによって分岐するイベントも作りやすいと思います。「連れ去られた姫」を後日の進行での分岐で、「助けることがかなわない」 or 「助けられたが、すでに呪われていた」といったように。付け加えるなら、物語の歴史的背景もザックリ構想しておくと制作をすすめていく途中で、窮屈な展開になりにくく済みます。
 プレイヤーにとっては、避けられない悲しい運命もまたゲームにとっては醍醐味として加わってくれるものでしょう。
 

 終わりに。

 なにせ、自分の作っているゲームもまだ未完成はなはだしい。なので、さきに述べたようなことは成し遂げた者の言葉ではない。失敗の連鎖の中にいる本人としては、それよりも前の段階にある方への間違い探しのようなものだと思ってくださるといいかもしれません。
 できることの少ない当初から、自由度の広がってくる頃の思惑を縁取ってみましたが、次回の投稿あたりでストーリーイベントの一連の流れとなる形状をお見せできるかと考えております。

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